ロベール1世 (フランス王)とは?
ろべーるいっせい
ロベール1世は、10世紀初頭にフランス王として短期間統治したカロリング朝への対抗王で、カペー朝の先祖にあたる人物です。
ロベール1世(在位:922年〜923年)は、西フランク王国(現在のフランスの前身)の国王です。カロリング朝のシャルル3世(単純王)に対する有力諸侯の反乱を背景に王位に就きましたが、その治世は1年にも満たない短いものでした。
ロベール1世はロベール家(ロベルティング家)の出身で、その家系はのちにカペー朝を開くユーグ・カペーの先祖にあたります。彼の父エウドもかつてカロリング朝に対抗して西フランク王(在位887〜898年)となっており、ロベール家は北フランクの有力な貴族として影響力を持っていました。
923年、ソワッソン近郊の戦いでシャルル3世の軍と激突した際、ロベール1世は戦死しました。この戦いでシャルル3世は捕虜となりましたが、ロベール1世の後継としてルドルフが王に擁立され、ロベール家の王権は短命に終わりました。
ロベール1世自身の治世は短かったものの、その子孫が後のフランス王家(カペー朝)を形成したため、フランス史においては重要な系譜上の位置を占めています。中世フランスの権力闘争と王権の変遷を理解する上で欠かせない人物です。
使い方・例文
「カロリング朝末期の混乱を理解するには、ロベール1世のような対抗王の存在を把握することが重要だ」というように、中世フランス史や王権交代の文脈で取り上げられます。
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