ロベルト1世 (スコットランド王)とは?
ろべるといちせい
ロベルト1世(スコットランド王)とは、14世紀初頭にイングランドの支配からスコットランドの独立を勝ち取った「ロバート・ブルース」として知られる国民的英雄です。
ロベルト1世(Robert I、1274〜1329年)は、スコットランド王で、1306年から1329年まで在位しました。本名はロバート・ド・ブルース(Robert de Brus)といい、スコットランドでは「ロバート・ブルース」として国民的英雄に列せられています。
スコットランド王位継承問題(1290〜92年)にイングランド王エドワード1世が介入したことを契機に、スコットランドはイングランドの支配下に置かれることになりました。ウィリアム・ウォレスの蜂起(1297〜98年)が鎮圧された後、ロバート・ブルースは1306年にスコーンで戴冠し、スコットランド王を自称して独立のための戦いを継続しました。
即位当初は劣勢を強いられ、洞窟に隠れてクモが巣を張ろうと諦めずにいる様子を見て奮起したという伝説は広く知られています。粘り強いゲリラ戦を展開しながら勢力を回復したロバートは、1314年のバノックバーンの戦いでエドワード2世率いるイングランド軍に歴史的大勝を収めました。この勝利はスコットランド独立戦争の転換点となりました。
1320年には貴族たちが独立を宣言した「アーブロース宣言」が発せられ、ロバートの王権とスコットランドの自由が高らかに謳われました。1328年のエディンバラ・ノーサンプトン条約でイングランドはスコットランドの独立を正式に承認し、ロバートの悲願は達成されました。スコットランド史上最も讃えられる君主の一人です。
使い方・例文
スコットランド独立戦争・英国中世史の授業や書籍で「バノックバーンの勝者」「スコットランドの父」として必ず登場し、映画『ブレイブハート』の時代背景を解説する際にも言及されます。
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