ロベルト・グイスカルドとは?
ろべるとぐいすかるど
ロベルト・グイスカルドは11世紀のノルマン人武将で、南イタリアとシチリアを征服してノルマン支配の礎を築いた人物です。
ロベルト・グイスカルド(Roberto il Guiscardo、約1015〜1085年)は、中世ヨーロッパ史において最も傑出した軍事指導者の一人とされるノルマン人の武将です。「グイスカルド」とはノルマン語で「狡猾な者」を意味し、その知略を示すあだ名でした。
オートヴィル家の出身で、若くして南イタリアに渡り、当時ビザンツ帝国やランゴバルド諸侯、アラブ人が入り乱れる混乱した地域で頭角を現しました。軍事的才能と外交的手腕を駆使して勢力を拡大し、1059年にはローマ教皇ニコラウス2世からプッリャ公・カラブリア公として認められました。
主な功績としては以下のものがあります。
- 弟ルッジェーロ1世とともにシチリア島をアラブ人から奪還(シチリア征服)
- 南イタリアにおけるビザンツ帝国の支配を終わらせた
- バルカン半島への遠征でビザンツ帝国軍を破る
- 1084年、教皇グレゴリウス7世を救出するためローマに進軍
ロベルト・グイスカルドの征服活動は、後のシチリア王国成立の直接的な前提条件となりました。ダンテの『神曲』天国篇でも言及されるなど、中世ヨーロッパにおいてその名声は広く知られていました。
使い方・例文
「ロベルト・グイスカルドは教皇と同盟を結びながら南イタリアを統一し、ノルマン人国家の基盤を作った」というように、中世史や十字軍前史の解説で登場します。
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