ロビン・クックとは?
ろびんくっく
ロビン・クックは、イギリスの労働党政治家で、2003年のイラク戦争への抗議として外務大臣を辞任し「倫理的外交」を唱えたことで知られます。
ロビン・クック(Robin Cook、1946〜2005年)は、イギリスの労働党政治家。下院議員として長年活躍し、トニー・ブレア政権(1997〜2001年)で外務大臣を、その後は庶民院院内総務(Leader of the House of Commons)を務めました。
外務大臣時代に「倫理的外交政策(ethical foreign policy)」を掲げ、人権や民主主義の促進を英国外交の柱に据えようとしたことで注目を集めました。この姿勢はのちに現実との乖離を批判されることになりますが、外交に価値観を持ち込む試みとして歴史的な意義を持ちます。
クックの最も劇的な行動は、2003年3月のイラク戦争開戦直前の辞任です。米英によるイラク侵攻に強く反対し、大量破壊兵器の存在に関する情報の信憑性に疑問を呈して閣僚を辞任。議会での辞任演説はイギリス議会史上に残る名演説とされ、その後のイラク戦争批判の流れを象徴する出来事となりました。
2005年8月、スコットランドのハイランド地方でのハイキング中に心臓発作で急逝。58歳でした。その死はイギリス国内外で深く悼まれ、原則に基づく政治家の象徴として今も語り継がれています。
使い方・例文
「ロビン・クックのイラク戦争反対演説は、良心に基づく政治行動の模範として政治学の教材にもなっています。」
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