ロバート・マガベとは?
ろばーとまがべ
ロバート・ムガベは、ジンバブウェの独立を率いた解放運動の英雄でありながら、長期独裁政権の末に経済崩壊を招いた元大統領です。
ロバート・ムガベ(Robert Mugabe、1924〜2019年)は、ジンバブウェの政治家で、1980年の独立以来37年間にわたり権力の座にあった人物です。独立運動の英雄から権威主義的独裁者へと変貌した20世紀アフリカ政治を象徴する存在として知られています。
南ローデシア(現ジンバブウェ)生まれで、教師から政治活動家に転身し、白人少数派政権への抵抗運動(ジンバブウェ・アフリカ民族同盟、ZANU)を指導しました。1979年のランカスター・ハウス合意を経て1980年に独立が実現すると、初代首相(後に大統領)として就任しました。
初期の政権では、教育・医療の普及や人種融和を推進し、国際社会から高い評価を受けました。しかし1990年代以降は:
- 白人農場主から土地を強制収用し、農業生産が壊滅的に低下
- ハイパーインフレが発生し、最終的にジンバブウェ・ドルが廃止される事態に
- 反対勢力への弾圧・選挙不正の横行
- 国際制裁により経済が一層悪化
2017年、軍のクーデターに近い形で退陣を強いられ、37年間の統治に幕を閉じました。
使い方・例文
「ムガベの土地改革はジンバブウェの農業基盤を崩壊させ、深刻なハイパーインフレと食料危機を招いた」というように、アフリカの政治・経済問題や独裁政権の事例として頻繁に取り上げられます。
この用語をシェア
最終更新: