ルネ・クレールとは?
るねくれーる
ルネ・クレールはフランスの映画監督で、詩情と機知に富んだ喜劇的スタイルで無声映画時代からトーキーの革新期にかけてフランス映画をリードした先駆的な作家です。
ルネ・クレール(René Clair、1898〜1981年)は、フランス・パリ出身の映画監督・脚本家です。本名はルネ=ルシアン・ショメット。俳優・映画評論家として活動した後、1920年代から映画監督に転じました。
無声映画時代にはダダイズムの影響を受けた実験的作品を発表し、1924年の短編映画『幕間』(Entr'acte)は映画史上の前衛的作品として評価されています。1930年代に入ると、音楽と映像を巧みに組み合わせたフランス語トーキー映画の先駆者となり、1930年の『巴里の屋根の下』(Sous les toits de Paris)や1931年の『自由を我等に』(À nous la liberté)はその代表作として世界各国で高い評価を受けました。
特に『自由を我等に』は、大量生産社会への風刺とユーモアを融合した傑作として、後にチャーリー・チャップリンの『モダン・タイムス』にも影響を与えたと言われています。第二次世界大戦中はアメリカに渡り、ハリウッドでも作品を発表しました。
戦後もフランスに戻って活動を続け、1960年にはフランスのアカデミー・フランセーズへの選出という栄誉を映画人として初めて受けました。ルネ・クレールはフランス映画の詩的・知的な伝統を築いた重要な監督として、映画史に確固たる地位を占めています。
使い方・例文
「ルネ・クレールの作品は、音楽と映像の融合という映画文法を確立した歴史的事例として、映画技術の発展を論じる際に必ず言及される」というように、映画史や芸術論の文脈で名前が登場します。
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