本文へスキップ

ルッジェーロ2世とは?

るっじぇーろ2せい

ルッジェーロ2世とは、12世紀のシチリア王国の初代国王で、多文化共存の宮廷文化と地理学の発展で知られる人物です。

ルッジェーロ2世(Ruggero II、1095〜1154年)は、シチリア王国の初代国王(在位1130〜1154年)です。ノルマン人を祖に持ちながらも、キリスト教・イスラーム・ビザンティンの三文化が交差するシチリア島を舞台に、中世地中海世界で最も洗練された宮廷文化を築き上げました。

ルッジェーロ2世の治世の特徴として特筆されるのは宗教・文化的な寛容政策です。アラビア語・ギリシャ語・ラテン語が公用語として並立し、ムスリムの学者や行政官が宮廷に仕えました。王宮礼拝堂(パラティーナ礼拝堂)はノルマン建築・ビザンティンのモザイク・イスラームの鍾乳石天井が一体となった傑作として現在も世界遺産に登録されています。

学問面では、イスラームの地理学者アル・イドリーシーを宮廷に招き、当時最も正確とされた世界地図と地理書『ルッジェーロの書』を制作させました。これは中世ヨーロッパにおける地理学の水準を大きく前進させたとして評価されています。

政治的にも南イタリア・シチリアを統一し、強力な中央集権国家を建設した統治者として、中世史上重要な位置を占めています。

使い方・例文

中世地中海の歴史や多文化共存の事例を紹介する文脈で、ルッジェーロ2世のシチリア王国が代表例として挙げられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語