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リングア・フランカとは?

りんぐあふらんか

リングア・フランカとは、母語が異なる人々が相互理解のために共通して用いる言語または言語変種のことです。

リングア・フランカ(Lingua Franca)とは、母語を異にする複数の話者集団が意思疎通を図るために採用する共通語のことを指します。ラテン語で「フランク人の言語」を意味し、中世地中海沿岸で交易のために使われたイタリア語・フランス語・アラビア語などの混合語に由来する言葉です。

歴史的には様々な言語がリングア・フランカとして機能してきました。

  • 古代:ギリシャ語(ヘレニズム時代の地中海世界)・ラテン語(ローマ帝国・中世ヨーロッパ)
  • 中世〜近世:アラビア語(イスラム圏)・マレー語(東南アジア交易圏)・スワヒリ語(東アフリカ)
  • 近現代:フランス語(18〜19世紀の外交)・英語(現代のグローバル共通語)

現代では英語が事実上の世界的リングア・フランカとして機能しており、国際ビジネス・学術研究・外交・航空通信など多くの分野で標準的コミュニケーション手段となっています。このような英語の使用は「ELF(English as a Lingua Franca)」と呼ばれ、言語学の重要な研究分野となっています。

リングア・フランカは必ずしも特定の民族の母語である必要はなく、エスペラントのような人工言語がリングア・フランカを目指して設計された事例もあります。言語の多様性を保ちながら相互理解を実現する手段として、社会言語学・国際関係論において重要な概念です。

使い方・例文

国際学会では参加者の母語がそれぞれ異なっていても、英語をリングア・フランカとして用いることで研究成果の発表と議論が成立します。

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