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リアルビジネスサイクル理論とは?

りあるびじねすさいくるりろん

リアルビジネスサイクル理論とは、景気循環は貨幣的要因ではなく技術革新などの実物的ショックによって生じるとする経済学の理論です。

リアルビジネスサイクル理論(Real Business Cycle theory、RBC理論)は、経済の景気循環(好況・不況の波)を、貨幣供給財政政策といった名目的・貨幣的要因ではなく、技術進歩や生産性の変化、資源価格の変動といった「実物的ショック」によって説明する経済理論です。フィン・E・キドランドとエドワード・プレスコットが1982年に提唱し、後者はノーベル経済学賞を受賞しています。

RBC理論の主な特徴は次のとおりです。

  • 家計や企業は合理的期待のもとで効用・利潤を最大化する
  • 市場は常に均衡しており、景気循環は最適反応の結果として生じる
  • 技術ショック(全要素生産性の変化)が景気変動の主因とされる
  • 貨幣は実物経済に影響を与えない(貨幣中立性)

この理論によれば、不況は非効率ではなく技術後退ショックへの合理的な適応であり、政府の裁量的な財政・金融政策は効果を持たないか、むしろ有害とされます。これはケインズ経済学とは対照的な立場です。

RBC理論はマクロ経済学のDSGEモデル(動的確率的一般均衡モデル)の基礎となっており、現代マクロ経済学の標準的な分析ツールの発展に大きく貢献しました。一方で「技術後退ショック」の実態が不明確との批判もあります。

使い方・例文

経済学の講義では、石油ショックのような供給側の大きな変化が景気後退を引き起こした事例が、リアルビジネスサイクル理論の実例として引用されます。

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