ヨルングー人とは?
よるんぐーじん
オーストラリア北部、アーネムランド地域に暮らすアボリジナル民族の総称で、独自の言語・芸術・精神文化を今日まで受け継いでいます。
ヨルングー人(Yolŋu、Yolngu)は、オーストラリア北部準州のアーネムランド(Arnhem Land)に暮らすアボリジナル民族(先住民)の総称です。「ヨルングー」という語はヨルングー語で「人々」を意味し、複数の氏族・言語グループをまとめた広い概念として使われています。
ヨルングー人はヨルングー・マタ(Yolŋu Matha)と総称される複数の言語を話します。ジャワイン語・ダンバル語・グピヌイング語など数十の言語・方言が含まれており、その言語的多様性は世界的にも注目されています。
ヨルングー人の文化的特徴は以下の通りです。
- 複雑な氏族制度と婚姻規則をもち、全ての人・動物・場所がジリトジャ(Dhuwa)またはイリジャ(Yirritja)という二大区分(モエティ)に分類される
- バーク(木の皮)への絵画やマタ(神聖な文様)に基づく芸術が高く評価されており、国際的な現代アートとして展示される
- ディジュリドゥ(Yidaki)の演奏文化をもつ(ディジュリドゥはヨルングー人の地域発祥とされる)
- マカッサン(インドネシア人漁師)との交易など、植民地化以前から外部との接触をもっていた
ヨルングー人は土地(カントリー)と精神的なつながりを重視するドリームタイム(ワンガル)の信仰を持ち、その文化・言語の保持が現代オーストラリアにおける先住民政策の重要な課題となっています。
使い方・例文
オーストラリアの先住民文化や芸術を学ぶ文脈、あるいはディジュリドゥの起源を調べる際に「ヨルングー人」という名称が登場します。
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