ヤマゴボウとは?
やまごぼう
ヤマゴボウとは、道端や空き地に生える大型の多年草で、ゴボウに似た根をもちますが有毒植物であり食用には適しません。
ヤマゴボウ(山牛蒡)は、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物です。草丈は1〜2メートルに達し、茎が太く赤みを帯びることが特徴です。夏から秋にかけて白い花を穂状に咲かせ、その後に黒紫色の液果をブドウの房状に実らせます。
名前に「ゴボウ」とありますが、食用のゴボウ(キク科)とは全くの別種です。根・茎・葉・種子のすべてにフィトラカトキシン(phytolaccatoxin)などの有毒成分が含まれており、誤食すると嘔吐・下痢・腹痛・けいれん・呼吸困難などを引き起こす危険があります。特に根と種子の毒性が強く、子どもが黒紫色の果実を食べてしまう事故が報告されています。
一方、よく混同されるのが「モリアザミの根」を山ゴボウと呼ぶ食文化で、信州や東北ではモリアザミの根を「山ごぼう漬け」として加工食品に利用します。これはヤマゴボウ科のヤマゴボウとは別物です。植物名と地方の通称が混在しているため注意が必要です。生薬としては漢方で「商陸(しょうりく)」と呼ばれ、利尿・駆痰などに用いられた記録がありますが、毒性が強いため現代では一般的に使用されません。
使い方・例文
道端や空き地、林縁などで秋に黒紫色のブドウ状の果実が実っているのを見かけることがあります。子どもが誤食しないよう、見かけたら触らないよう注意が必要な植物です。
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