モーリス・ド・サックスとは?
もーりすどさっくす
モーリス・ド・サックスとは、18世紀のフランス軍元帥で、オーストリア継承戦争などで活躍した近代兵法の先駆者です。
モーリス・ド・サックス(1696年〜1750年)は、ザクセン選帝侯アウグスト2世の庶子として生まれ、フランスに仕えた軍人です。フランス語では「マレシャル・ド・サックス」とも呼ばれ、18世紀ヨーロッパ最高の野戦指揮官のひとりとして名高いです。
最大の功績はオーストリア継承戦争(1740〜1748年)でのフランス軍指揮です。特に1745年のフォントノワの戦いでは、イギリス・オランダ・オーストリア連合軍に対して戦略的防衛陣地を巧みに利用して勝利を収め、フランドル地方をフランスの支配下に置きました。この勝利によりルイ15世からフランス元帥の最高位(総元帥)に昇りました。
著述家としても優れており、兵法書『戦争回想録(Mes Rêveries)』を著しました。軽歩兵の活用、縦陣の採用、兵士の訓練の重要性など、後のナポレオン期の戦術にも影響を与えた先進的な思想が詰まっています。
プライベートでは多くの恋愛で知られ、女優マリー=ジャンヌ・デュ・ポワなどとの交際が有名です。ストラスブール大聖堂の彼の墓碑は、フランス彫刻史に残る傑作とされています。
使い方・例文
18世紀ヨーロッパの戦術史を学ぶ際、モーリス・ド・サックスはフォントノワの勝者・兵法著述家として取り上げられます。
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