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メタゲノミクスとは?

めたげのみくす

メタノミクスとは、環境中の微生物群集のDNAを丸ごと解析することで、培養せずに多様な微生物の遺伝情報を調べる手法です。

メタノミクス(Metagenomics)とは、土壌・海水・腸内などの環境サンプルから直接すべての生物のDNAを抽出し、次世代シーケンサーなどで網羅的に解析する手法です。従来の微生物学では、まず微生物を培養してから遺伝子を調べる必要がありましたが、自然界の微生物の多くは培養が困難です。メタゲノミクスはその制約を克服し、「培養なし」で生態系全体の遺伝情報(ゲノム)を調べられることが最大の特徴です。

解析の流れは大きく以下の通りです。

  • 環境サンプルからDNA一括抽出
  • 次世代シーケンサーで大量の断片DNAを読み取り
  • 生物情報学(バイオインフォマティクス)解析で種の同定・機能推定
  • 群集構造や代謝経路の解明

応用分野は幅広く、腸内フローラ(腸内細菌叢)の研究、海洋や土壌の生物多様性調査、新規抗生物質・酵素の探索などに活用されています。特にヒトの腸内環境と健康・疾患の関連を調べる「腸内メタゲノム解析」は医療・創薬の分野で注目を集めています。

技術の進歩によりシーケンシングコストが大幅に低下したことで、研究規模が急速に拡大しており、環境科学・医学・食品科学など多岐にわたる領域で革新をもたらしています。

使い方・例文

ヒトの便サンプルからDNAを抽出してメタゲノム解析を行うことで、腸内に存在する数百種類の細菌の種類や比率を一度に調べ、肥満や免疫疾患との関連を研究する場面で登場します。

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