ミル打ちとは?
みるうち
ミル打ちとは、ジュエリーの縁に細かい粒状の装飾を連続して施す加工技法で、アンティーク調の上品な雰囲気を生み出します。
ミル打ち(ミルグレイン)とは、指輪やブローチなどジュエリーの縁(エッジ)に沿って、直径1mm前後の小さな金属の粒(ビーズ状の突起)を連続して並べる装飾加工技法です。英語では「milgrain(ミルグレイン)」と呼ばれ、フランス語の「mille grains(千の粒)」に由来するとされています。
ミル打ちは専用のローリングツール(ミルグレインホイール)を使って、金属の縁に沿ってコロコロと転がすことで連続した粒状の凹凸を作り出します。熟練した職人技が要求される細工のひとつであり、手作業で仕上げる場合は特に技術と時間を要します。
この技法の主な特徴と用途は以下のとおりです。
- アンティーク・ヴィンテージ調のジュエリーに多く見られ、クラシックで優雅な印象を与える
- 婚約指輪や結婚指輪の石を留めるセッティング部分の縁取りに多用される
- エッジに施すことでデザインの輪郭を引き締め、石の輝きを際立たせる効果もある
- ゴールド・プラチナ・シルバーいずれの素材にも施せる
近年のアンティーク・ヴィクトリアン風ジュエリーの人気に伴い、ミル打ち加工の婚約指輪や重ねづけリングへの需要も高まっています。シンプルなデザインにひとさじの手仕事感を加えたい場合に選ばれることが多い加工です。
使い方・例文
「シンプルなソリティアリングですが、ミル打ちの縁取りがあるのでアンティーク風の上品な雰囲気があります」という説明で登場します。
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