ミティゲーションとは?
みてぃげーしょん
ミティゲーションとは、開発行為などによる環境への影響を回避・最小化・修復・代償という段階的な手順で軽減することを指す環境保全上の考え方です。
ミティゲーション(mitigation)とは、開発事業や人間活動が環境に与える悪影響を段階的・体系的に軽減するための概念および手続きです。環境アセスメント(環境影響評価)の分野で特に重視されています。
ミティゲーションは一般的に以下の4つのステップを順番に検討する「ミティゲーション・シーケンス」として実施されます。
- 回避(Avoid):環境への影響が生じる行為そのものをなくす
- 最小化(Minimize):影響の規模・期間・強度を減らす
- 修復(Rectify):影響を受けた環境を復元・修復する
- 代償(Compensate):避けられない損失を他の場所での保全活動などで埋め合わせる
日本では環境影響評価法(環境アセスメント法)に基づく大規模開発事業において、このミティゲーションの考え方が取り入れられています。たとえば道路建設で湿地を一部破壊する場合、別の湿地を再生する「代償ミティゲーション」が行われることがあります。
気候変動の文脈では、温室効果ガスの排出削減・吸収源の確保など地球温暖化そのものを抑制する取り組みを「緩和(mitigation)」と訳し、気候変動の影響に適応する「適応(adaptation)」と区別して使われます。
使い方・例文
「工場建設に際してミティゲーション措置として周辺緑地を保全した」のように、環境保全の取り組みを説明する文脈で使います。
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