マーク・オーレル・スタインとは?
まーくおーれるすたいん
マーク・オーレル・スタインはハンガリー出身の考古学者・探検家で、シルクロードと中央アジアの遺跡調査で多くの重要な発見をした人物です。
マーク・オーレル・スタイン(Marc Aurel Stein、1862〜1943年)は、ハンガリー・ブダペスト生まれの考古学者・探検家で、イギリスのインド政庁に奉職しながら中央アジア・シルクロード沿いの遺跡調査に生涯を捧げました。ウィーンやテュービンゲンなどで東洋学・インド学を学んだ後、インドに渡り現地の行政官兼研究者として活動しました。
スタインは20世紀初頭に三度の大規模な中央アジア探検を行いました。
- 第1回探検(1900〜1901年):ホータン(現在の新疆ウイグル自治区)周辺の遺跡調査
- 第2回探検(1906〜1908年):敦煌・タクラマカン砂漠沿岸の遺跡調査と莫高窟(千仏洞)の調査
- 第3回探検(1913〜1916年):さらなる中央アジア内陸部の調査
特に重要なのは第2回探検で、敦煌の莫高窟にある「蔵経洞」から大量の写本・絵画・文書を持ち出したことです。この蔵経洞から発見された資料(スタイン文書)には、漢字・サンスクリット・チベット語・ソグド語など多言語の文献が含まれており、シルクロード研究に計り知れない影響を与えました。
一方、この調査については文化財の持ち出しという観点から現在も批判的な評価があり、中国からの返還要求の対象となっています。スタインはその業績によりナイト爵位を授与され、考古学・東洋学史に大きな足跡を残しました。
使い方・例文
「スタインが敦煌から持ち出した文書は大英博物館に収蔵され、シルクロードの仏教文化を伝える一級史料として世界中の研究者が参照している」というように、シルクロード研究や文化財問題の文脈で登場します。
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