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マークル木とは?

まーくるき

マークル木とは、データのハッシュ値を階層的に積み上げて構成されるツリー構造で、大量のデータを効率的かつ改ざん検知可能な形で管理するデータ構造です。

マークル木(Merkle Tree)は、1979年にラルフ・マークルが考案したハッシュ木(Hash Tree)の一種です。データのまとまりを小さな単位(リーフ)に分割し、それぞれのハッシュ値を計算したうえで、隣接するハッシュ値を結合してさらにハッシュ化するという操作を繰り返します。最終的に得られる1つのハッシュ値をマークルルート(Merkle Root)と呼び、これが全データの「指紋」として機能します。

マークル木の重要な特性は以下の通りです。

  • 改ざん検知:データの一部でも変更されると末端のハッシュが変わり、伝播してルートハッシュも変化するため、ルートだけを比較すれば整合性を確認できる
  • 効率的な部分検証:特定のデータ片の正当性を証明するために、全データを共有せずとも関連するハッシュのみ(マークルプルーフ)を示すことで検証できる

ビットコインではブロック内のすべてのトランザクションがマークル木として整理され、そのルートハッシュがブロックヘッダーに記録されます。これにより軽量ノード(SPVノード)は全ブロックデータをダウンロードせずに特定トランザクションの存在を検証できます。ビットコインやイーサリアムだけでなく、Gitのコミット管理、P2Pファイル共有(BitTorrent)、Certificate Transparencyなど幅広い分野で活用されています。

使い方・例文

仮想通貨ウォレットのアプリが「この送金は本当にブロックチェーンに記録されたか」を確認する際、マークル木を使って全取引データをダウンロードせずに数個のハッシュだけで検証を完了させています。

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