マリオ・ドラギとは?
まりおどらぎ
マリオ・ドラギは、イタリアの経済学者・政治家で、欧州中央銀行(ECB)総裁としてユーロ危機を収束させた手腕で知られ、2021年から2022年にかけてイタリア首相も務めました。
マリオ・ドラギ(Mario Draghi)は、1947年ローマ生まれのイタリアの経済学者・元高級官僚です。マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学の博士号を取得し、世界銀行勤務やイタリア財務省事務次官などを歴任しました。
2006年から2011年にかけてはイタリア中央銀行総裁を務め、その後2011年11月に欧州中央銀行(ECB)総裁に就任しました。ECB総裁として最も広く知られるのは、2012年のユーロ圏債務危機のさなかに発した「ユーロを守るためなら何でもする(Whatever it takes)」という発言です。この一言と、それに続く無制限の国債購入プログラム(OMT)の導入が市場の信頼を回復させ、ユーロ崩壊の危機を事実上終息させたとされています。
2019年にECB総裁を退任した後、2021年2月にイタリアの政治的危機を収拾するために超党派の挙国一致内閣の首相として就任しました。首相在任中はコロナ禍からの経済回復やEUの復興基金の活用を推進しましたが、2022年7月に連立与党の一部が信任投票を棄権し辞任しました。
その経済政策の手腕と国際的信頼から「スーパーマリオ」の愛称で呼ばれることもあります。
使い方・例文
「ドラギのWhatever it takesという発言がユーロ危機の転換点となった」のように、欧州経済史や金融政策の文脈で頻繁に言及されます。
この用語をシェア
最終更新: