マリアーノ・ラホイとは?
まりあーのらほい
スペインの政治家で、国民党を率いて首相を2期務め、経済危機下での緊縮財政を推進したことで知られます。
マリアーノ・ラホイ(1955年生まれ)は、スペインの保守系政党・国民党(PP)の党首を長く務め、2011年から2018年にかけてスペイン首相の座にあった政治家です。ガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラ出身で、法律家出身として中央政界に進出しました。
ラホイが首相に就任した2011年は、スペインがユーロ圏の債務危機の渦中にあった時期です。前政権から引き継いだ財政赤字と高い失業率に対処するため、厳しい緊縮財政政策を断行しました。社会保障費の削減、公共投資の抑制、増税などの措置が講じられましたが、これにより市民の間に大きな不満が広がり、街頭抗議運動が各地で起きました。
2012年にはEUや国際通貨基金(IMF)から金融支援を受けながら銀行部門の再建に取り組み、スペイン経済はその後緩やかな回復軌道に乗りました。カタルーニャ独立問題では中央政府として断固として反対の立場をとり、2017年のカタルーニャ独立宣言を違憲と判断して直接統治を発動したことが大きな議論を呼びました。
2018年、国民党の汚職スキャンダルを受けた不信任決議が成立し、議会の歴史上初めて首相が不信任によって退任するという事態となりました。スペイン現代政治を語るうえで欠かせない人物です。
使い方・例文
スペインの経済危機や緊縮財政政策、あるいはカタルーニャ独立問題を解説する文脈で登場します。欧州債務危機時代の指導者として比較政治学の教材にも取り上げられます。
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