マトリクス組織とは?
まとりくすそしき
マトリクス組織とは、機能別組織と事業別組織を組み合わせ、社員が複数の上司や指揮系統に同時に属する複合的な組織形態です。
マトリクス組織(Matrix Organization)とは、職能別(開発・営業・製造など)の縦の指揮系統と、プロジェクト・製品・地域別の横の指揮系統を組み合わせた、格子(マトリクス)状の組織構造です。1960〜70年代に航空宇宙産業で普及し、その後大企業を中心に広く採用されています。
マトリクス組織では、たとえば「開発部門のエンジニアが、機能部門の部長と製品Aプロジェクトのマネージャーの両方に報告する」という二重指揮系統が生まれます。これにより、専門知識の共有と特定プロジェクトへの集中を同時に実現しようとします。
マトリクス組織のメリットとデメリットは以下の通りです。
- メリット:専門リソースの柔軟な配分・横断的な情報共有・プロジェクト対応力の向上
- デメリット:二重指揮による指示の矛盾・責任の曖昧化・調整コストの増大・メンバーへの心理的負荷
マトリクス組織には「強マトリクス(プロジェクト側の権限が強い)」「弱マトリクス(機能部門側の権限が強い)」「バランス型」の3種類があります。どのタイプを選ぶかは組織の戦略と文化によって異なります。成功させるには、役割と責任の明確化・オープンなコミュニケーション文化・有能なマトリクスマネージャーの育成が不可欠です。
使い方・例文
「グローバルメーカーがマトリクス組織を導入し、各地域の販売担当者が地域本部と製品ラインの両方に報告する体制をとった結果、市場への対応スピードが向上した」のように使われます。
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