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マックス・フリッシュとは?

まっくすふりっしゅ

マックス・フリッシュは、20世紀スイス小説家・劇作家で、「アンドラ」「ホモ・ファーベル」などで知られ、アイデンティティや自己欺瞞を鋭く問い続けた作家です。

マックス・フリッシュ(Max Frisch、1911年〜1991年)は、スイスチューリッヒ出身の作家・劇作家・建築家です。ドイツ語圏を代表する20世紀文学者のひとりで、戦後ヨーロッパ文学に大きな足跡を残しました。

フリッシュはチューリッヒ工科大学で建築を学んで一時期建築家として働く一方、戦中から文学活動を開始しました。初期の日記形式の作品から、やがて小説・戯曲へと幅を広げます。彼の作品を貫くテーマは「アイデンティティ」「役割と仮面」「自己欺瞞」「他者によってレッテルを貼られる恐怖」です。

代表的な作品は以下の通りです。

  • 「アンドラ」(Andorra、1961年)— 先入観・偏見・排外主義の恐ろしさを描いた戯曲
  • 「ホモ・ファーベル」(Homo Faber、1957年)— 理性偏重の技術者が運命的な出来事に翻弄される小説
  • 「シュティラー」(Stiller、1954年)— 他者が押しつける自己イメージから逃れようとする男の物語
  • 「日記」(1946〜1949年、1966〜1971年)— 二部作の思想的エッセイ日記

フリッシュは盟友ベルトルト・ブレヒトや、同世代のフリードリヒ・デュレンマットとも深く交流し、戦後ドイツ語圏演劇の中心にいました。ゲオルク・ビューヒナー賞など数々の文学賞を受賞しており、現代の教育現場でも広く読まれています。

使い方・例文

高校・大学のドイツ語文学や現代文学の授業で必ず取り上げられます。「アイデンティティの問題を描いた作家」として、カフカやカミュと並んで論じられることもあります。

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