マクラ・ルテアとは?
まくらるてあ
マクラ・ルテアとは、網膜の中心付近に位置する黄色い楕円形の領域で、中心視力と色覚に関わる錐体細胞が高密度に集まっている部位です。
マクラ・ルテア(Macula Lutea)は「黄斑(おうはん)」とも呼ばれ、眼球後部にある網膜の中心付近に存在する直径約5〜6mmの楕円形の領域です。ラテン語で「黄色い斑点」を意味し、ルテインやゼアキサンチンといった黄色い色素が多く含まれることからその名がつきました。
この領域の中心には中心窩(Fovea Centralis)があり、直径約1.5mmの小さなくぼみです。中心窩には色を識別する錐体細胞(cone cell)が最も高密度に存在し、視力が最も鋭い部位となっています。一方、暗所で機能する杆体細胞(rod cell)は中心窩にはほとんど存在せず、周辺部に多く分布します。
日常生活において本を読んだり細かい作業をするときには、常に中心窩で対象を捉えています。
臨床的に重要な疾患として加齢黄斑変性(AMD)があります。50歳以上に多く、黄斑部の組織変性によって中心視力が失われる病気で、先進国における失明の主要原因の一つです。また、糖尿病黄斑浮腫も糖尿病合併症の中で視力を脅かす重大な状態として知られています。
使い方・例文
視野の中心だけがぼやけたり歪んで見えるようになった場合、加齢黄斑変性などのマクラ・ルテア(黄斑部)の異常が疑われ、眼科での早急な検査が勧められます。
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