マクシム・ゴーリキーとは?
まくしむごーりきー
マクシム・ゴーリキーは、貧困と社会の底辺を生き抜いた自身の体験をもとに、ロシア革命前後の社会矛盾を描いた、ロシアを代表する作家です。
マクシム・ゴーリキー(Maxim Gorky、本名アレクセイ・マクシモヴィチ・ペシコフ、1868〜1936年)は、ロシア帝政末期から革命期にかけて活躍した小説家・劇作家です。幼少期に両親を失い、靴職人や皿洗い・荷役など各地を転々としながら労働者として生き抜いた経験が、その文学の根幹をなしています。
代表作の戯曲『どん底』(1902年)は、社会の最下層で生きる人々が集う宿屋を舞台に、絶望・希望・幻想・真実をめぐる人間の赤裸々な姿を描いた作品です。「人間は誇り高くあるべきだ」という台詞が象徴するように、貧困の中にも人間の尊厳を見出そうとするゴーリキーの眼差しが貫かれています。初演以来、世界中で上演され続ける不朽の名作です。
自伝的三部作『幼年時代』『人々の中で』『私の大学』では、過酷な幼少期と青年期の体験を赤裸々に記述し、貧困と抑圧の中で文学への志を育てた半生を描きました。ロシア社会の矛盾と底辺に生きる人々への温かい視線は、社会主義リアリズム文学の先駆けとして後代に大きな影響を与えました。
ロシア革命後はソビエト政権と複雑な関係を保ちながら、文化・芸術の保護に尽力し、多くの作家や文化人の支援を行いました。
使い方・例文
ロシア文学の授業や社会主義リアリズムの解説で、ゴーリキーの名前と代表作が必ず取り上げられます。
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