マカロニ詩とは?
まかろにし
マカロニ詩とは、ラテン語と俗語・母国語を意図的に混ぜて書かれた滑稽・風刺的な詩のジャンルです。
マカロニ詩(macaronic verse)とは、ラテン語と現地の俗語(イタリア語・フランス語・英語など)を意図的に混用して作られた詩のことです。「マカロニ(マッケロニ)」という食べ物の雑多な混合にたとえて名付けられたとされています。
歴史的背景として、この詩形式は15〜16世紀のイタリアで隆盛しました。もっとも有名な作家はテオフィロ・フォレンゴ(Teofilo Folengo)で、ペンネーム「メルリヌス・コカイウス」として知られ、英雄詩のスタイルを借りた長篇マカロニ詩を著しました。
特徴と仕組みは次のとおりです。
- ラテン語の語尾変化を俗語の語幹に付け加える
- 本来は滑稽・風刺・パロディを目的とする
- 高尚なラテン語文体と卑俗な内容のギャップで笑いを生む
- 後にフランスやイギリスなど各国でも変形が生まれた
現代では、複数の言語を意図的に混ぜた詩や歌詞を広く「マカロニ詩」と呼ぶこともあります。言語遊戯や文化横断的な表現として研究・鑑賞の対象となっています。
使い方・例文
たとえば英語の単語にラテン語の格語尾を付けて韻を踏ませる詩が、マカロニ詩の典型例として文学史の授業で紹介されます。
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