マイモニデスとは?
まいもにです
マイモニデスは12世紀のユダヤ教最大の哲学者・神学者であり、ユダヤ法の体系化とアリストテレス哲学との融合で後世に多大な影響を与えた人物です。
マイモニデス(Maimonides、1138年頃〜1204年)は、スペインのコルドバに生まれたユダヤ人哲学者・神学者・医師です。ヘブライ語名はモーシェ・ベン・マイモン(Moshe ben Maimon)、ラビニックな略称でランバム(Rambam)とも呼ばれます。イスラーム勢力によるコルドバ征服を逃れてエジプトのカイロに移住し、そこでサラディンの宮廷医としても仕えました。
マイモニデスの業績は大きく二つの柱から成り立っています。
- ユダヤ法の体系化——『ミシュネー・トーラー』はユダヤの律法(ハラーハー)を14部に整理した大著で、タルムードを系統的に再編したものとして今日も参照される古典です。
- 哲学的著作——『迷える者への指針(モレー・ネブキーム)』はアリストテレスの哲学とユダヤ教神学を融合させた哲学書で、神の存在証明・予言・悪の問題などを論じています。この書はトマス・アクィナスら中世キリスト教神学者にも多大な影響を与えました。
医師としてのマイモニデスは、心身の健康を結びつける視点で複数の医学書を著しており、現代的な意味でも先進的な衛生・食事に関する考えを示しています。
「モーセからモーシェ(マイモニデス)まで、モーシェに匹敵する者はなかった」という格言が語り継がれるほど、ユダヤ教史上最大の知性のひとりとして尊崇されています。
使い方・例文
「マイモニデスの『迷える者への指針』は、ユダヤ哲学とアリストテレス思想の融合を学ぶ際に必読の古典として哲学史の講義で取り上げられます。
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