ポール・ヴェルレーヌとは?
ぽーる・ゔぇるれーぬ
ポール・ヴェルレーヌとは、19世紀フランスの象徴主義を代表する詩人で、音楽性豊かな詩風と波乱に富んだ生涯で知られ、ランボーとの交流でも広く語られています。
ポール・ヴェルレーヌ(Paul Verlaine、1844〜1896年)は、フランスの詩人で、ボードレールに始まる象徴主義の流れを受け継ぎ、印象主義的な詩の世界を築いた人物です。マラルメ、ランボーとともに「呪われた詩人(ポエット・モーディ)」の代表格とされています。
ヴェルレーヌは若い頃からパリの文壇に出入りし、1866年の詩集「サチュルニアン詩集」でデビューしました。その後「雅宴画集」「良識」「昔と近ごろ」など多くの詩集を刊行しました。代表作「秋の歌」(「ロマンス・サン・パロール」所収)は、「秋のヴァイオロン」で始まる哀愁漂う詩として日本でも広く知られています。
ヴェルレーヌの詩の特徴として特に重要なのは音楽性です。彼は詩論「詩法」の中で「音楽をまず何よりも」と宣言し、語の音響・リズム・響きを極めて重視しました。意味よりも音の印象で感情を伝えるその詩風は、後の詩人たちに多大な影響を与えました。
私生活では、若き天才詩人アルチュール・ランボーとの激しい関係で知られ、1873年にブリュッセルでランボーを銃で傷つけたとして投獄されるという事件を起こしました。晩年は貧困と病の中で亡くなりましたが、その詩業は後世に大きく評価されています。
使い方・例文
フランス語の詩の授業や文学の教科書に「秋の歌」が掲載されていることが多く、ヴェルレーヌの名前はフランス詩の入門として学ばれます。また、ランボーとの関係を描いた映画や伝記でも必ず登場する人物です。
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