ポール・ヴァレリーとは?
ぽーるゔぁれりー
ポール・ヴァレリーは、20世紀フランスを代表する詩人・思想家で、「純粋詩」の追求と深遠な知的エッセイで後世の文学・哲学に大きな影響を与えました。
ポール・ヴァレリー(Paul Valéry、1871〜1945年)は、フランスの詩人、批評家、思想家です。地中海沿岸のセート生まれで、若いころマラルメのサロンに参加しながら象徴主義の洗礼を受けました。しかし20代後半から詩の発表をいったん止め、約20年にわたって数学・言語・精神の探究に専念するという異色の経歴を持ちます。
1917年、長い沈黙を破って発表した長詩『若きパルク』は詩壇に衝撃を与え、詩人としての地位を一気に確立しました。続いて1922年に刊行した詩集『魅惑』に収められた「海辺の墓地」は、地中海の光の中で生と死を瞑想した作品として、フランス語詩の至高の一つに数えられています。ヴァレリーは「言語の音楽性と意味の完璧な融合」を目指す「純粋詩」を理念として掲げ、詩を論理的・構造的に構築することを重視しました。
思想家としても「テスト氏」シリーズや「カイエ(手帳)」と呼ばれる膨大な思考の記録を残し、精神・言語・芸術論においても卓越した業績を持ちます。1925年にはアカデミー・フランセーズ会員に選出され、コレージュ・ド・フランスで詩学の講座を担当しました。その知的影響はフランス現代思想にまで及んでいます。
使い方・例文
「フランス象徴主義から純粋詩へという詩の歴史を学ぶ授業で、マラルメとともにポール・ヴァレリーの名前が必ず登場します」。
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