ポルトガル国章とは?
ぽるとがるこくしょう
ポルトガル国章とは、ポルトガル共和国の国家を象徴する紋章で、歴史と航海の伝統を反映した複合的なデザインを持つものです。
ポルトガル国章(Brasão de armas de Portugal)は、ポルトガル共和国の公式な国家紋章です。現行のデザインは1911年の共和国成立後に定められ、以来基本的な構成が受け継がれています。
国章の中心には盾形の紋章があり、その内部には次の要素が組み合わさっています。
- 青地に白い城(カスティーリャとの戦争で勝利した城砦を象徴)
- 白地に青い盾(アフォンソ1世がムーア人との戦いで神から守護を受けたとされる伝承に基づく五つの青い盾)
- 各盾の中に並ぶ五つの円(キリストの五つの傷を表すとも言われる)
- 外縁を飾る赤と白の城のボーダー
盾の周囲には、ポルトガルが大航海時代に世界中に展開した際に使用した「アルミリャ(Armillary Sphere)」と呼ばれる渾天儀が描かれています。これは航海術・地理的発見の象徴であり、ブラジルにも引き継がれた重要な意匠です。
国章全体はオリーブとヤシの枝で囲まれ、下部には白と緑の国色リボンが添えられています。ポルトガルの国旗にも国章の一部(アルミリャと盾)が組み込まれており、国旗と国章が密接に関連しているのが特徴です。
使い方・例文
ポルトガルのパスポートやユーロ硬貨のポルトガル版に描かれている渾天儀と盾の図柄が、国章の代表的な使用例です。リスボンの官公庁の建物正面にも公式の国章が掲示されています。
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