本文へスキップ

ポリュビオスとは?

ぽりゅびおす

ポリュビオスとは、古代ギリシアの歴史家で、ローマ地中海世界を制覇した過程を「普遍史」として記述した『歴史』の著者として知られる人物です。

ポリュビオス(Polybios、紀元前200年頃〜紀元前118年頃)は、古代ギリシアのアカイア同盟出身の政治家・歴史家です。紀元前167年頃にローマへの人質として連行され、そこで将来の大スキピオ(スキピオ・アエミリアヌス)の家庭教師となったことが彼の人生を大きく変えました。

ポリュビオスの主著『歴史』(Historiai)は全40巻に及ぶ大著で、第二次ポエニ戦争(紀元前220年頃)からカルタゴ・コリントス滅亡(紀元前146年)までの時代を中心に扱い、ローマがなぜ・いかにして地中海世界の覇権を握ったかを解明することを目的としています。

その歴史叙述の特徴として以下の点が挙げられます。

  • 政治・軍事の因果関係を重視する実証的姿勢
  • 混合政体論(王政・貴族政・民主政の混合がローマの強さの秘訣とする理論)
  • 地理的情報や史料批判を重んじる科学的態度
  • 現在も「普遍史(普遍世界史)」の先駆として評価

現存するのは全40巻のうち一部のみですが、ポリュビオスはキケロやマキャベリ、モンテスキューらに影響を与え、政治思想史においても重要な地位を占めています。

使い方・例文

ローマ共和政の政治体制や第二次ポエニ戦争を研究する際、ポリュビオスの『歴史』は最も重要な古代の一次史料のひとつとして参照されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語