ポリトナリティとは?
ぽりとなりてぃ
ポリトナリティとは、複数の異なる調性を同時に鳴らす音楽技法で、20世紀以降の近現代音楽で多用されます。
ポリトナリティ(polytonality)とは、二つ以上の異なる調性を同時に並行して用いる音楽技法のことです。特に二つの調性が同時に鳴る場合をバイトナリティ(bitonality)と呼ぶこともあります。
通常の調性音楽では一つの曲が基本的に一つの調に基づいていますが、ポリトナリティでは異なる声部やパートがそれぞれ別の調性で動くため、複雑に絡み合った独特の音響が生まれます。不協和感と複雑な音色が混在し、緊張・対比・ユーモラスな効果を生み出します。
ポリトナリティは20世紀初頭の近代音楽運動の中で発展しました。代表的な作曲家と作品として次のものが挙げられます。
- ストラヴィンスキー(ペトルーシュカ和音などバレエ音楽での使用)
- ミヨー(組曲「屋根の上の牛」など)
- バルトーク(ピアノ曲や弦楽四重奏での複合的和声)
調性音楽の枠内でありながら単純な協和を避けることで、伝統的和声の語法から踏み出した新しい表現を可能にしました。現代音楽やジャズにおいても応用されており、複数のコードが重なるポリコーダルな手法もこの概念と関連しています。
使い方・例文
右手がハ長調、左手がヘ長調の音型を同時に演奏するピアノ曲では、二つの調が同時に鳴り響くポリトナリティの効果が体感できます。
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