ポジティブ心理学とは?
ぽじてぃぶしんりがく
ポジティブ心理学とは、人間の強み・幸福・繁栄といった肯定的な側面を科学的に研究し、個人と社会がより豊かに生きることを目指す心理学の一分野です。
ポジティブ心理学(Positive Psychology)は、心理学者マーティン・セリグマンが1990年代末に提唱した心理学の一領域です。それまでの心理学が主に精神疾患・障害・欠陥の研究に集中していたことへの問題提起として生まれ、人間が持つ強み・美徳・幸福・意味といった肯定的側面を科学的に解明することを目的としています。
セリグマンが提唱した幸福の理論「PERMAモデル」は以下の五要素から構成されます。
- P(Positive Emotions):喜び・感謝・希望などのポジティブ感情
- E(Engagement):活動への没頭・フロー体験
- R(Relationships):良好な人間関係
- M(Meaning):人生の意味・目的意識
- A(Accomplishment):達成・目標の実現
ポジティブ心理学の主要テーマには、強みの特定と活用(VIA強み分類)、レジリエンス(回復力)、フロー状態(チクセントミハイ)、感謝の実践、マインドフルネスなどがあります。これらは実証研究に裏づけられた介入として、教育・組織・医療・コーチングなど広い分野に応用されています。
誤解されやすい点として、ポジティブ心理学は「常に明るくいよう」と促す楽観主義の押しつけではなく、ネガティブな感情の存在も認めつつ、科学的根拠に基づいたwellbeing(よく生きること)の探求を行う学問です。
使い方・例文
企業研修やコーチング、学校教育の場でよく登場し、「自分の強みを知って活かすためのワーク」や「感謝日記をつける介入」といった実践の理論的根拠として使われます。
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