本文へスキップ

ポジティブサムゲームとは?

ぽじてぃぶさむげーむ

ポジティブサムゲームとは、ゲーム理論の用語で、参加者全員の利益の合計がプラスになる、すなわち協力によって全体の価値が増大できる状況を指します。

ポジティブサムゲーム(Positive-sum game)は、ゲーム理論における分類の一つで、すべての参加者が得る利益合計がゼロより大きくなるゲーム(状況)を指します。対立概念として、利益の合計がゼロのゼロサムゲーム(一方の得は他方の損)と、合計がマイナスのネガティブサムゲームがあります。

ポジティブサムゲームの本質は、参加者が協力・交換・分業を通じて、単独では生み出せない価値を共同で創出できる点にあります。経済学では、この概念は自由貿易や分業の利益を説明する際の基礎となります。

ポジティブサムゲームが生じる典型的な場面として以下が挙げられます。

  • 貿易・交換:比較優位を持つ財を交換することで両国が貿易前より豊かになる
  • 技術共有・標準化:業界全体で規格を統一することで市場全体が拡大する
  • ビジネスパートナーシップ:補完的なスキルを持つ企業同士が協業してより大きな価値を生む
  • 国際協力:地球温暖化対策や感染症対応など、協力により全体損失を減らせる局面

交渉や外交の文脈では「Win-Winの関係」がポジティブサムゲームの実践的表現に相当します。ゼロサムの競争思考から脱して協力を志向することが、社会や経済全体の厚生を高めるという考え方の基盤にある概念です。

使い方・例文

「自由貿易協定はポジティブサムゲームの典型で、締結国全体の経済厚生が向上する」のように、経済政策や国際関係の議論でよく登場します。ビジネス交渉の文脈では「Win-Win」と言い換えられることもあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語