ゼロサムゲームとは?
ぜろさむげーむ
ゼロサムゲームとは、参加者の利得と損失の合計が常にゼロになる、一方が得れば他方が同量を失う競争状況のことです。
ゼロサムゲーム(zero-sum game)とは、ゲーム理論の概念で、参加者全員の利益と損失を合計すると常にゼロになる状況を指します。一方の参加者が得る利益は、必ず他の参加者の同額の損失によって補われます。つまり、誰かが勝てば誰かが同じだけ負けるという構造です。
ゲーム理論はフォン・ノイマンとモルゲンシュテルンが体系化した数学的な意思決定理論であり、ゼロサムゲームはその中で最も基本的なモデルの一つです。チェス・将棋・じゃんけん・競馬などは典型的なゼロサムゲームで、勝者が得るものと敗者が失うものが完全に対応しています。
ゼロサムゲームの対義語は「正サムゲーム(ポジティブサムゲーム)」で、取引や協力によって参加者全員が利益を得られる状況を指します。また、全員が損をする「負サムゲーム」も存在します。
ゼロサムという概念は経済・外交・交渉の文脈でも広く使われます。
- 外交交渉:一国の利益が他国の損失と見なされる対立的な状況
- 市場競争:シェア争いでは一社が増やせば他社が減る側面がある
- 資源配分:限られた予算を部署間で奪い合う状況
ただし、現実の多くの経済活動は正サムであり、すべてをゼロサムと見なす思考は協力の余地を見失わせる危険があります。状況がゼロサムかどうかを正確に判断することが合理的な意思決定に役立ちます。
使い方・例文
ポーカーや競馬のような賭けは典型的なゼロサムゲームで、勝者の儲けは敗者の損失の総和と等しくなります。外交や交渉の場面でも「ゼロサムな見方」と表現されることがあります。
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