ペプロスとは?
ぺぷろす
ペプロスとは、古代ギリシャ時代に女性が着用した長方形の布を体に巻き付けた衣装で、縫い目のないドレープ式の民族衣装です。
ペプロス(Peplos、複数形:Peploi)は、古代ギリシャで主に女性が着用した衣装のひとつです。長方形の大きな布(主にウール素材)を体に直接まとい、縫い合わせずに留め具(フィブラ)で肩や袖口を固定するドレープ式の衣服です。
ペプロスの着方の特徴は以下のとおりです。
- 布の上部を折り返してアポプティグマ(折り返し部分)を作り、肩のところで留める
- フィブラ(古代のブローチ状の留め具)で両肩を固定し、腰には帯を巻く
- 脇は開いたまま、または部分的に留めた形にする
- 全体にゆったりとした縦方向のひだ(ドレープ)が現れる
ペプロスは特にドーリア式として知られ、イオニア風の薄手リネン製「キトン」とは区別されます。古典期(紀元前5〜4世紀頃)には広く着用されたとされていますが、時代とともにキトンに置き換わっていきました。アテナ女神像をはじめとする彫刻や壺絵の中に多くペプロス姿が描かれており、古代ギリシャ美術の重要なモチーフでもあります。パルテノン神殿のアテナ像に捧げられた「パナシナイア祭」では、女神に新しいペプロスを奉納する儀式が行われたことでも知られています。
使い方・例文
博物館の古代ギリシャ彫刻展示で、女神や女性像が着用している縦ひだの衣装が解説にペプロスと紹介されていることがあります。
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