ペトリファイドウッドとは?
ぺとりふぁいどうっど
ペトリファイドウッドとは、大昔の樹木が地層中でケイ素などの鉱物に置き換わり、石化した化石木のことです。
ペトリファイドウッド(Petrified Wood)は「珪化木(けいかぼく)」とも呼ばれ、数百万年から数億年前に枯死・埋没した樹木が、長い年月をかけて木材の有機成分が鉱物(主に二酸化ケイ素=シリカ)に置換されてできた化石の一種です。
生成の仕組みは以下の通りです。
- 樹木が倒れ、火山灰や堆積物に埋もれて酸素が遮断される
- 地下水に溶けたシリカなどが木の細胞一つひとつに染み込む
- 有機物が徐々にシリカや方解石・パイライトなどの鉱物に置き換わる
- 数百万年以上をかけて完全に石化し、木目・年輪・樹皮の模様まで鉱物で再現される
珪化が進んだペトリファイドウッドは、メノウ(カルセドニー)や水晶と同質の成分を持ち、断面には元の年輪や木目が美しく残ります。赤・橙・黄・白・黒など多彩な色は、含まれる微量元素(鉄・マンガン・クロムなど)によって異なります。
有名な産地としてはアメリカ・アリゾナ州の「化石の森国立公園」があり、三畳紀の珪化木が大量に露出しています。日本でも北海道や九州などで産出が確認されています。宝石・鉱石として研磨・加工され、インテリアや装飾品にも用いられます。
使い方・例文
「博物館の展示ケースに置かれたペトリファイドウッドの断面には、数千万年前の年輪が鮮やかな赤と白の縞模様として残っており、まるで芸術作品のようだった。」
この用語をシェア
最終更新: