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ペッグ制とは?

ぺっぐせい

ペッグ制とは、自国通貨為替レートを特定の外国通貨(主に米ドル)に固定し、その水準を維持する為替制度です。

ペッグ制(Peg System)とは、ある国の中央銀行が自国の通貨価値を、米ドルやユーロなどの特定通貨(またはその通貨バスケット)に対して一定の比率で固定する為替相場制度です。「固定相場制」の代表的な形態であり、「ペッグ」とは英語で「杭で固定する」を意味します。

ペッグ制の基本的な仕組みは次の通りです。中央銀行があらかじめ設定した為替レートからの逸脱を防ぐため、外貨準備を使って市場に介入します。自国通貨が下落しそうになれば外貨を売って自国通貨を買い支え、上昇しそうになれば自国通貨を売って外貨を買います。

ペッグ制のメリットとデメリットは以下の通りです。

  • メリット:為替変動リスクが減り、貿易や投資が安定しやすい
  • メリット:インフレ抑制のアンカーとして機能する(ドルペッグなど)
  • デメリット:金融政策の独立性が制約される
  • デメリット:大規模な投機的攻撃に対して脆弱な場合がある

香港ドルの米ドルペッグ(1ドル=約7.8香港ドル)が有名な現行例です。中東の産油国(サウジアラビア・UAEなど)も米ドルとのペッグを維持しています。一方、1997年のアジア通貨危機では、ドルペッグを維持していた国々が投機的攻撃を受けてペッグ維持を断念する事例が相次ぎました。変動相場制と固定相場制の中間として、一定の変動幅を許容する「クローリング・ペッグ」や「バンド制」も存在します。

使い方・例文

香港では長年にわたり米ドルとのペッグ制を維持しており、国際金融ニュースで香港の為替政策を扱う際や、為替制度の比較説明の文脈でペッグ制という用語が登場します。

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