ベンベン石とは?
べんべんせき
ベンベン石とは、古代エジプト神話において原初の丘の頂点に鎮座したとされる聖なる石で、太陽信仰の象徴として崇拝されました。
ベンベン石(Benben Stone)は、古代エジプトのヘリオポリス(太陽神信仰の中心地)において崇拝された神聖な石です。混沌の海(ヌン)から最初に浮かび上がった原初の丘の頂点に置かれたとされ、創造の力と太陽の昇るエネルギーを体現するものと考えられていました。
ベンベン石はピラミッド形またはオベリスクの先端部(ピラミディオン)と密接に結びついています。オベリスクの先端に取り付けられた金箔を張ったピラミディオンは、太陽の光を受けて輝くことでベンベン石の力を再現するものでした。また、ピラミッド自体の形状もベンベン石に由来するという説があります。
太陽神ラー(あるいはアトゥム)の信仰と分かちがたく結びついたこの石は、次のような意義を持ちます。
- 天地創造の始まりである原初の丘の象徴
- 太陽の光と再生・復活のエネルギーの具現化
- 王権の神聖さを担保する宗教的権威の源泉
- ピラミッドやオベリスクという建築様式の神学的起源
オリジナルのベンベン石は現存しておらず、その正確な形状も不明ですが、カイロのエジプト博物館などに保管されるピラミディオン(ピラミッドの頂石)がその姿を伝えていると考えられています。
使い方・例文
ベンベン石は、エジプトの古代宗教や建築を解説する際に、ピラミッドやオベリスクの起源を説明する文脈でよく登場します。
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