ベクタータイルとは?
べくたーたいる
ベクタータイルとは、地図データを小さなタイル単位に分割してベクター形式(点・線・面の座標データ)で配信する技術で、拡大縮小しても描画が鮮明です。
ベクタータイルとは、地図を表示するために必要な道路・建物・境界線などの地理情報を、ベクター形式(座標と属性で表現されたデータ)のままタイル状に分割して配信する技術です。従来のラスタータイル(あらかじめ画像として生成したタイル)と異なり、クライアント側のブラウザやアプリがデータを受け取ってからレンダリングします。
ベクタータイルの主な特徴は以下の通りです。
- 解像度に依存しない表示:どんな縮尺でも鮮明に表示できる
- スタイルの柔軟な変更:色・フォント・線の太さをクライアント側で自由に変えられる
- データの軽量化:必要な属性だけを含めることでデータ量を抑えられる
- インタラクティブ性:地物(建物・道路など)をクリックして属性情報を取得しやすい
主なベクタータイルの仕様としてMapbox Vector Tile(MVT)が広く普及しており、OpenMapTilesやMapLibre GL JSなどのオープンソースプロジェクトでも採用されています。国土地理院もベクタータイル形式で地形図データを公開しており、Webアプリへの組み込みが容易になっています。
一方で、複雑なデータをクライアントでレンダリングするため、端末のスペックが低い場合は描画が重くなる点に注意が必要です。
使い方・例文
Webブラウザ上の地図アプリでズームイン・アウトしても文字や道路が常に鮮明に表示されている場合、その地図はベクタータイルを利用して構築されていることが多いです。
この用語をシェア
最終更新: