ヘンリー・キャベンディッシュとは?
へんりーきゃべんでぃっしゅ
ヘンリー・キャベンディッシュは、18世紀イギリスの科学者で、水素の発見や万有引力定数の測定で知られる孤高の天才です。
ヘンリー・キャベンディッシュ(1731〜1810)は、イギリスの貴族出身の科学者で、化学と物理学の両分野にわたる画期的な業績を残しました。内向的な性格で知られ、生涯のほとんどを研究室に篭りながら膨大な実験記録を残しましたが、多くの成果を生前に公表しなかったため、後世になって再評価されたものも少なくありません。
最も重要な業績のひとつは水素の発見です。金属に希硫酸を加えたときに発生する気体(当時「燃える空気」と呼ばれた)の性質を詳しく調べ、これが独立した元素であることを確認しました。また水が水素と酸素の化合物であることを実験的に示したことも、化学史上の大きな一歩です。
物理学分野では、キャベンディッシュ実験として知られるねじり天秤を使った実験によって地球の密度(ひいては質量)を求め、万有引力定数Gの測定に初めて成功しました。電気学においてもコンデンサーの容量・電位の概念を先駆的に研究しましたが、これらはマクスウェルによる記録整理まで公表されませんでした。
主な業績は以下のとおりです。
- 水素の発見と性質の解明
- 水の合成(水素と酸素の化合)の実証
- 万有引力定数の実験的測定
- 電気容量・電気抵抗に関する先駆的研究
キャベンディッシュの名はケンブリッジ大学のキャベンディッシュ研究所にも冠されており、その功績は今日も高く評価されています。
使い方・例文
物理の授業で「キャベンディッシュの実験」として万有引力定数の測定法が紹介されるほか、化学史では水素発見の先駆者として登場します。
この用語をシェア
最終更新: