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プレ・ラファエリズムとは?

ぷれらふぁえりずむ

プレ・ラファエリズムとは、19世紀イギリスで興った美術運動で、ラファエロ以前の中世的な純粋さと写実性への回帰を掲げました。

プレ・ラファエリズム(Pre-Raphaelitism)は、1848年にイギリスで結成された「プレ・ラファエル兄弟団(Pre-Raphaelite Brotherhood)」を中心とする美術・文学運動です。ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティジョン・エヴァレット・ミレイウィリアム・ホルマン・ハントらが創設メンバーとして知られています。

当時の王立美術アカデミーが手本とするラファエロやミケランジェロ以降の様式(マニエリスムや学院派的な洗練)を「堕落」とみなし、それ以前の中世後期やルネサンス初期の絵画が持つ率直な写実性・鮮明な色彩・精密な細部描写に立ち返ることを主張しました。

作品の題材は聖書の物語、シェイクスピアや中世ロマンスなど文学的・神話的テーマが多く、鮮やかな色彩と細密な自然描写が特徴です。ミレイの「オフィーリア」やロセッティの女性像は、この運動を象徴する代表作として広く知られています。

その影響は絵画にとどまらず、ウィリアム・モリスらによるアーツ・アンド・クラフツ運動や、後のアール・ヌーヴォーにも及びました。中世的・ロマン主義的な美意識と工芸・デザインへの関心を結びつけ、近代デザイン史にも大きな足跡を残しています。

使い方・例文

美術館で19世紀イギリス絵画を見るとき、鮮やかな赤や緑で描かれた中世的な女性像や自然背景の作品があれば、プレ・ラファエリズムの文脈で語られることが多いです。

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