ジョン・エヴァレット・ミレイとは?
じょんえゔぁれっとみれい
ジョン・エヴァレット・ミレイとは、19世紀イギリスのラファエル前派を代表する画家で、細密な写実描写と豊かな色彩で知られます。
ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829〜1896)は、ヴィクトリア朝時代のイギリスを代表する画家です。ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハントとともにラファエル前派(プレ・ラファエライト)兄弟団を結成し、中世や文学を題材にした精密な写実絵画を追求しました。
ラファエル前派は、ルネサンス以降の絵画の慣習(特にラファエロ以降のアカデミズム)に反発し、自然をありのままに描くことを理念としました。ミレイはその思想を忠実に実践し、植物の細部にいたるまで丁寧に描写した背景と、鮮やかな色彩を組み合わせた独自のスタイルを確立しました。
代表作「オフィーリア」(1851〜52年)は、シェイクスピア「ハムレット」の登場人物が水に漂う場面を描いたもので、花々や草木の細密描写と劇的な内容が融合した傑作です。晩年は肖像画家としても成功を収め、1896年にはロイヤル・アカデミーの院長に就任しました。キャリアを通じて様式は変化しながらも、英国美術史上もっとも重要な人物のひとりに数えられます。
使い方・例文
美術の教科書や展覧会で「オフィーリア」の絵を目にしたとき、その精緻な植物描写と物語性の高い場面構成がミレイの代表的なスタイルを示しています。
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