プレプリントとは?
ぷれぷりんと
プレプリントとは、学術論文が正式な査読を経る前に公開されるオンラインの草稿・事前公開版のことです。
プレプリント(preprint)とは、研究者が書いた学術論文を査読(ピアレビュー)が完了する前の段階でオンライン上に公開したものです。学術雑誌への正式掲載前でも研究成果を世界と共有できることが最大の特徴です。
代表的なプレプリントサーバーとして、物理学・数学分野のarXivや、生命科学分野のbioRxiv・medRxivなどがあります。これらのサーバーに著者が論文ファイルを投稿するだけで、誰でも無料で読める状態になります。
プレプリントが注目されるようになった背景には次の理由があります。
- 査読に数か月から1年以上かかる場合があり、研究の鮮度が失われる問題
- オープンアクセスへの社会的要求の高まり
- 感染症流行時など速報性が特に求められる状況
一方で、査読を経ていないため内容の正確性が保証されない点には注意が必要です。プレプリントは「研究者同士の議論のたたき台」という性格を持ち、メディアが報道する際には誤解を生みやすいという課題も指摘されています。
使い方・例文
新型感染症の流行初期に、ウイルスの特性や治療薬の効果に関する研究がプレプリントとして即日公開され、世界の研究者が迅速に情報を共有した事例が知られています。
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