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プルシアンブルーとは?

ぷるしあんぶるー

プルシアンルーとは、18世紀初頭にベルリンで偶然発見された深みのある青色の無機顔料で、絵画や染料として広く使われてきた歴史ある色材です。

プルシアンルー(Prussian Blue)とは、鉄とシアン化物を含む無機化合物(ヘキサシアノ鉄酸鉄)を主成分とする深い青色の顔料です。「ベルリンブルー」とも呼ばれ、18世紀初頭のドイツプロイセン)で合成された最初期の近代的合成顔料のひとつです。

発見の経緯は偶然によるもので、1704年頃にベルリンの絵料商ディースバッハが実験中に合成したとされています。それまでの青色顔料はラピスラズリ由来のウルトラマリンやアズライトなど高価な天然素材が中心だったため、比較的安価に製造できるプルシアンブルーの登場は絵画の世界に大きな変革をもたらしました。

色の特徴は、深く濃い青で、やや緑がかった側面も持ちます。光の当たり方や濃度によって見え方が変化し、薄く塗ると澄んだ空色から紺青まで幅広い表現が可能です。葛飾北斎の「富嶽三十六景」に代表される江戸時代後期の浮世絵にも、輸入されたプルシアンブルーが積極的に使われ、それまでの藍色とは異なる鮮やかな青として人々を驚かせました。

現在も絵画顔料として使われるほか、セシウムの体内蓄積を減らす解毒薬としての医学的用途や、電気化学・触媒分野での応用研究が進められています。

使い方・例文

葛飾北斎の版画「神奈川沖浪裏」の波の鮮烈な青色にプルシアンブルーが使われており、美術史の文脈でよく引用されます。

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