プリニウス(大プリニウス)とは?
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大プリニウスとは、古代ローマの博物学者・軍人で、自然界のあらゆる知識を網羅した百科全書『博物誌』を著したことで知られる人物です。
大プリニウス(ガイウス・プリニウス・セクンドゥス、23〜79年)は、古代ローマ帝国の博物学者・軍人・行政官です。「大」と呼ばれるのは、甥で文人の「小プリニウス」と区別するためです。
彼の最大の業績は全37巻からなる百科全書『博物誌(Naturalis Historia)』です。宇宙・地理・動植物・鉱物・医学・農業・美術など、当時の自然界と人間の知識をほぼ網羅したこの作品は、古代における最大規模の学術書のひとつとして現代でも高く評価されています。彼自身は「2000冊以上の書物を読んで書いた」と述べており、膨大な先行文献を集成した点が特徴です。
軍人・官僚としても活躍し、ゲルマニア遠征への参加、ヒスパニア財務長官などを歴任しました。最期は79年のヴェスヴィオ火山噴火の際、救援と観察のために現地へ向かい、有毒ガスを吸って命を落としたとされています。この最期のエピソードは、科学への探究心の象徴として後世に語り継がれています。
『博物誌』は中世ヨーロッパでも権威ある参照文献として広く利用され、近代科学が台頭するまでの長い期間、西洋の自然観・世界観の形成に大きな影響を与えました。
使い方・例文
古代ローマの科学史や博物学の文脈で、「プリニウスの記述によれば」という形で引用されることが多い人物です。
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