プタハとは?
ぷたは
プタハとは、古代エジプト神話において工芸・建築・創造を司る、メンフィスの主神です。
プタハは古代エジプトを代表する神の一柱で、工芸・職人・建築・彫刻の神として崇拝されました。信仰の中心地はエジプト北部の古都メンフィスであり、ファラオの時代を通じて「職人の守護神」として広く敬われました。
図像では包帯に包まれたミイラ形の直立した姿で描かれ、一般的に緑色の肌(再生・豊穣の象徴)を持ち、直杖・アンク・ジェドの3つの聖杖を一本に組み合わせた杖を手に持ちます。頭部には頭巾をかぶり、顎には儀礼用の付け髭を持つのが特徴です。
プタハの神学的意義として特に重要なのが「メンフィス神学」です。この思想では、プタハは「心(思考)と舌(言葉)」によって世界を創造したとされており、ヘリオポリス神学のアトゥムが自慰によって神々を生んだ神話とは対照的に、知性と言葉の力による創造を説いた点で高度な神学体系とされています。
プタハに関連する主な側面は以下のとおりです。
- 建築・彫刻・金工などあらゆる技術の守護神
- アピス牛(聖なる牡牛)の神との習合
- ソカル(死神)やオシリスとの融合(プタハ=ソカル=オシリス)
- 「エジプト(Egypt)」の語源がプタハの神殿「フト・カ・プタハ」に由来するという説
使い方・例文
エジプト美術館の展示解説や古代文明を題材とするゲームで、「職人と創造の神プタハ」として登場することが多い用語です。
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