プセロスとは?
ぷせろす
プセロスとは、11世紀のビザンツ帝国を代表する哲学者・政治家・学者であり、古代ギリシャ哲学の復興に貢献した人物です。
ミカエル・プセロス(1017年頃〜1078年頃)は、ビザンツ帝国中期に活躍した知識人で、哲学・神学・歴史・修辞学・自然科学など幅広い分野に精通した百科全書的な学者です。
コンスタンティノープル生まれのプセロスは、若くして宮廷に入り、複数の皇帝のもとで政治顧問・官僚として重用されました。皇帝ミカエル7世の師を務めたことでも知られています。彼は新プラトン主義を深く研究し、プラトン哲学をキリスト教神学と結びつけながら体系的に再解釈しました。この取り組みはビザンツ知識人の間でギリシャ古典への関心を再燃させ、後のルネサンスにも影響を与えたとされています。
主著『年代記(クロノグラフィア)』は、10〜11世紀のビザンツ皇帝たちの治世を生き生きと描いた歴史文学として高く評価され、当時の政治・社会の実態を伝える重要な史料となっています。また哲学概論に相当する著作では、アリストテレスやプラトンの思想をビザンツ人向けに解説しました。
政治的にはしばしば激動の宮廷に翻弄され、修道院に退いた時期もありましたが、その知的遺産はビザンツ文化の最も輝かしい成果のひとつとして後世に受け継がれています。
使い方・例文
ビザンツ帝国の政治史や中世哲学を学ぶ際、プセロスの名前は必ず登場します。特に「クロノグラフィア」は歴史資料として大学の講義でも取り上げられます。
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