ブレイゾンとは?
ぶれいぞん
ブレイゾンとは、紋章学において紋章の構成要素を正確に記述するための専門的な言語・記述法のことです。
ブレイゾン(Blazon)は、紋章学(ヘラルドリー)において紋章のデザインを正確かつ一義的に言葉で表現するための専門的な記述言語・記述法です。動詞として「blazon する」と使われる場合は「紋章を言語で記述する」という意味になります。
紋章は絵や図形で表現されますが、時代・地域・描き手によって視覚的表現が異なるため、意味を一貫して伝えるための言語規則が必要とされました。ブレイゾンはこの課題を解決するために発展した体系です。
ブレイゾンの主な規則には以下のものがあります。
- 盾の地(フィールド)の色を最初に述べる
- 次に主たるチャージ(図柄)とその色を記述する
- 色(ティンクチャー)には「オール(金)」「アージェント(銀)」「ジュール(赤)」など特有の用語を使う
- 位置・向き・姿勢も専用語で正確に表現する
ブレイゾンは主にフランス語・英語の語彙に基づいており、中世以来のヨーロッパ全域で共通の記述が可能になっています。今日でも新しい紋章を公式に制定する際には、ブレイゾンによる文書記述が必須とされます。
使い方・例文
紋章に描かれたライオンの向きや姿勢も、ブレイゾンでは「ランパント(立ち上がる)」「パッサント(歩く)」などの専門語で厳密に区別されます。
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