フレデリック・バックとは?
ふれでりっくばっく
フレデリック・バックとは、カナダを拠点に活躍したフランス系アニメーター・イラストレーターで、アカデミー賞を2度受賞した環境メッセージを込めた作品で知られる人物です。
フレデリック・バック(Frédéric Back、1924〜2013年)は、ドイツのザールブリュッケン生まれのフランス系カナダ人アニメーターです。フランスで美術を学んだ後、1948年にカナダのケベック州モントリオールに移住し、カナダ放送協会(CBC)のフランス語テレビ局Radio-Canadaで長くアニメーション制作に携わりました。
バックの作品の最大の特徴は、その手描きの温かみあふれる映像美と、自然・環境・人間性への深いメッセージです。代表作『クラック!』(1981年)は、一脚のロッキングチェアを通じてケベックの歴史と文化を描いた作品で、アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しました。
もう一つの代表作『木を植えた男』(1987年)は、フランスの作家ジャン・ジオノの同名小説を原作とし、荒れ果てた土地に黙々と木を植え続ける男エルゼアール・ブフィエの物語を描いています。約5年をかけて制作されたこの作品は、鉛筆とクレヨンを用いた独特のスタイルで、環境保全の大切さを詩的に表現し、再びアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しました。バックの作品は時代を超えて環境教育の場でも活用されています。
使い方・例文
アニメーション映画のクラスや環境教育の授業では、フレデリック・バックの『木を植えた男』が芸術性と社会的メッセージを兼ね備えた傑作として紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: