フランチェスコ・バドリオとは?
ふらんちぇすこばどりお
フランチェスコ・バドリオは、第二次世界大戦中にイタリア首相を務め、ムッソリーニ失脚後に連合国と休戦を結んでイタリアを枢軸側から離脱させたピエトロ・バドリオと関連する人物です。
ピエトロ・バドリオ(Pietro Badoglio、1871〜1956年)は、イタリアの元帥・政治家で、第二次世界大戦中の転換期に大きな役割を果たしました。なお「フランチェスコ・バドリオ」という表記はピエトロ・バドリオを指す場合があります。
ピエモンテ州出身で、士官学校卒業後に職業軍人として歩みました。第一次世界大戦では参謀として活躍し、戦後は陸軍参謀総長など要職を歴任しました。エチオピア侵攻(1935〜1936年)では現地総司令官として毒ガス使用を含む強硬な作戦を指揮し、エチオピアを征服しました。
第二次世界大戦でイタリアが苦境に立たされると、1943年7月にムッソリーニが失脚し、バドリオが首相に任命されました。バドリオ政権は表向き戦争継続を宣言しつつも、水面下で連合国との交渉を進め、同年9月8日にイタリアの休戦を発表しました。これによりイタリアは枢軸国から離脱し、その後は共同交戦国として連合軍に加わりました。
しかしドイツ軍がイタリア本土を占領すると、バドリオはイタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世とともに南部へ逃れ、ブリンディシに臨時政府を樹立しました。1944年6月にはローマが解放され、その後バドリオは首相を辞任しました。彼の判断はイタリアを戦争の悪化から救った一方、休戦の混乱でイタリア軍が大きな損害を被ったとも評されています。
使い方・例文
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