フライア・スタークとは?
ふらいあすたーく
フライア・スタークは、20世紀のイギリス人女性探検家・旅行作家で、中東・アラビア半島の奥地を単独で踏破し、数多くの紀行文を著した人物です。
フライア・スターク(Freya Stark、1893〜1993年)は、イギリス生まれの探検家・旅行作家である。当時の女性にとって極めて異例な形で、アラビア半島・イラン・アフガニスタン・小アジアなどの辺境地帯を単独または少人数で旅し、その体験を豊かな文章で記した。100歳まで生き、その長い生涯を通じて探求と著述を続けた。
スタークはイタリアで育ち、第一次世界大戦後から中東への旅を本格化させた。アラビア語やペルシア語を独学で習得し、現地の人々と深く交わりながら旅を続けたことが、彼女の著作に独特の深みをもたらしている。代表作には以下のようなものがある。
- 『ルッバル=ハリの谷』(アラビア半島の砂漠探訪)
- 『アサシンの谷』(イランの山岳地帯を記録)
- 『バグダッドへの旅』
- 『南アラビアを越えて』
第二次世界大戦中は英国政府の情報活動にも協力し、中東における英国の外交・プロパガンダ工作に貢献した。戦後も旅と執筆を続け、1972年には大英帝国勲章(DBE)を授与されてデイム(Dame)の称号を得た。
スタークの業績は、女性探検家の草分けとして、また中東の文化・地理を西洋に伝えた記録者として高く評価されており、旅行文学の古典として今もなお読み継がれている。
使い方・例文
「フライア・スタークは20世紀初頭、女性としてはほとんど前例のない形でアラビアの奥地を旅し、その記録は旅行文学の名作として今日も世界中で読まれている。」
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